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韓国語独学に本当に役立つ?TOPIKとハングル検定のメリット・デメリット。

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モチベーション

こんにちは!推しと話したい韓国語のみえこです。

今回は、「韓国語の試験って受けた方がいいの?」という疑問について私の視点でお答えしたいと思います!

日本で受けられる韓国語試験は2つあります。

・ハングル能力検定試験…日本人学習者向けに作られた、日本語による解説が特徴の韓国語検定試験
・TOPIK(韓国語能力試験)…韓国政府主催。留学や就職など、国際的に通用する全て韓国語で行われる韓国語能力試験

韓国語学習への需要の高まりとともに受験者数はどんどん増えているのですが、学習者の中には「試験って本当に必要なの?」と感じる方も多いのではないでしょうか。

SNSを見ていると「必要ない」「受けた方がいい」どちらの意見もあるので、韓国語の勉強をはじめたばかりの方・これから勉強しようと思っている方は悩んでしまいますよね。

 

もちろん正解はなく、ご自身のニーズに合わせて取り入れる・取り入れないを決めるのが一番だと思います。

ですが「それでも悩んでしまう!」という方に向けて、いち韓国語学習者として韓国語試験の必要性について発信できればと思い、この記事をつくりました。

韓国語を独学で4年半学習してきた私が思う試験のメリット・デメリットについてお話しますので、ぜひ今度の韓国語学習に役立てていただけたら幸いです!

 

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独学の韓国語学習、試験は受けた方が良い?

まずは結論からお話ししますと、個人的には「留学や韓国での居住なしの独学なら、韓国語試験は受けた方が良い」と思います。

受けなければ韓国語が上達しない、ということは決してありません。ですが、試験は独学の韓国語学習のモチベーションをぐんと上げるきっかけになります。

私自身、はじめは韓国語試験について何も知らない状態で韓国語の勉強をはじめました。

そのため韓国語試験の初受験は勉強をスタートしてから1年以上経った後でした。受けるべきか何度も悩みましたが、あの時挑戦して本当に良かったなと思います。

2025年時点ではハングル検定2級、TOPIK6級に合格している状態です。

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今も毎年少しずつレベルを上げて受験するようにしています。試験を受けていなければ、こんなに韓国語の勉強を続けられていないかもしれません。

では、ここからは私が感じるハン検やTOPIKなどの韓国語試験のメリット・デメリットを具体的にお話ししていきます!

 

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TOPIKやハン検などの韓国語試験を受けるメリット

期限のある目標をつくることができる

ハングル検定は年2回(6月・11月)TOPIKは年3〜4回(4月・7月・10月・11月)と試験日が決まっています。

そのため、◯月◯日の試験を受ける!と決めて申し込みが完了すれば、合格に向けて自然と勉強に意識が向いていきます。

私も試験用のテキストを買って勉強を始めると「せっかくなら合格したいな」と思うようになり、勉強に集中できる時間が一気に増えるように思います。

部活の大会・結婚式までのダイエット・締め日までの仕事での売上など、明確な目標があると何事も頑張りやすいですよね。

語学の勉強で明確な目標をつくるとしたら、やはり試験が一番便利ではないでしょうか。

なかなか上達しないもどかしさや不安を感じる日もありますが、自分の成長を感じた時は本当に嬉しいです。

 

 

覚えられる韓国語表現の幅が増える

ハン検・TOPIKともに試験の各級の出題範囲は決まっているので(上級以外)、その出題範囲に合った単語や文法を覚えていくことになります。

その過程では「これ日常会話であんまり使わないんじゃない?」という表現も、もちろん出てきます。

そういった表現は試験範囲だからこそ覚えられるもので、もし試験を受けずに独学で勉強していたらスルーしていた表現かもしれません。

そう思うと試験のおかげで学べる韓国語表現の幅がぐっと広がる感覚があります。

実際これまでたくさんの表現を学んできましたが、どれひとつとして無駄だったと感じることは一度もないです。

ふとした瞬間に「あれ、この単語知ってるな」という出会いがあるのがとっても楽しいです◎そんなきっかけを作ってくれるのも、韓国語試験の魅力だと思います。

 

目に見える結果が自信に繋がる、自分のレベルを把握できる

言語能力はゆっくりと長い時間をかけて、少しずつ成長していきます。

「頑張るぞ!!」と意気込んでも、なかなか成長を感じられないと「これって意味あるのかな?」と思ってしまう瞬間が何度もあるはずです。私もそうでした。

そんな中で試験勉強をすれば、点数として結果が出ます。徐々に点数が上がっていく過程で自身の成長を感じられるのではないでしょうか。

また、ハングル検定・TOPIKどちらもレベルが細かく分けられているので、今自分がどのレベルの韓国語を理解しているのかを把握するきっかけにもなります。

レベルがわかれば、やるべきことも明確になっていきます。読解が苦手なのか聞き取りが苦手なのか、そういった弱点の把握にも繋がるはず!

これからどうすればいいんだろう?

今やっていることって意味あるのかな?

こういった迷子期間を救ってくれるのが、韓国語試験のメリットの一つです◎

 

 

読解・聞き取り・筆記の能力をバランス良く鍛えられる

ハングル検定は読解・聞き取り(最上級のみ面接あり)、TOPIKは読解・聞き取り・上級は作文の試験を受けて、合計点数で合否が決まります。

そのため語学のスキルをバランスよく学ぶことができるのも、試験の良いところです!

独学で勉強していると自分の得意分野ばかりに専念してしまうこともありますし、そもそも得意不得意がわからず各スキルの上達度に差が開いてくることも多々あります。

私も試験のおかげでリスニングの勉強時間が強制的に増えて、早い段階で苦手意識を克服できました。

会話の試験はないというのが残念ですが、それ以外は試験を受けていればバランスよく伸びていくと思います。

いつか韓国語の会話スキルを試す試験ができることも願っています…!!

 

 

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TOPIKやハン検などの韓国語試験を受けるデメリット

プレッシャーに繋がる

目標ができれば達成する過程への楽しさもありますが、プレッシャーも感じます。

こんなに勉強したのに落ちたらどうしよう…

今の状態で受かる気がしない…

なかなか点数が伸びない時期は、こんな弱音を吐きたくなってしまうこともあるはず。

それがきっかけで韓国語の勉強を嫌いになってしまう可能性があるなら、試験は無理に受ける必要はないと個人的には思います。

まずは韓国語を好きになり、楽しむこと。

それができればプレッシャーを前向きに捉えられる日も来るはずなので、その日が来るまでは試験以外の勉強を続けていくのも良いのではないでしょうか。

私自身、韓国語も英語も本当に楽しいと思えるまでは試験を受けませんでした。そのおかげで、気負わず自分のペースで頑張ることができています。

 

 

会話力を鍛える直接的な方法になりにくい

先ほどもチラッとお話しした通り、韓国語試験には会話スキルをはかる試験がほとんどありません。

ハングル検定1級(最上級)の2次試験のみ面接がありますが、そのレベルに辿り着くにはかなり時間がかかります。

そのため、試験を受けても会話力を伸ばすきっかけにはなりにくいです。

読解力やリスニング力が伸びるにつれて自然と会話もできるようになっていきますが、これには限界があり、やはり会話力を伸ばすにはネイティブとの会話・自分で口を動かすことが一番良い方法です。

なので「とにかく会話を最短でできるようになりたい」という方にとっては、試験勉強が遠回りな韓国語学習法になってしまうこともあります。

 

あまり使わない表現を覚える必要がある

韓国語の試験に合格するには試験範囲の表現をしっかりと覚える必要があります。

そんな試験範囲の表現は、実用的なものばかりではありません。

特に上級試験では(これ、いつ使うんだろう?)と感じながら暗記することもしばしばあります。

試験合格のためには必須なので私は無心で覚えていますが、実用性のないことはしたくない!という方は少しモヤモヤするかもしれません。

ですが、まったく使わない表現というのはこの世にありません。

出番がないだろうと思いながら覚えた韓国語表現が、ドラマや小説で出てきたこともよくあります。

その時に「あぁこんな表現が理解できるまで韓国語を頑張ってよかったな」と思えるのは勉強のやりがいを感じられる瞬間だと思います◎

 

韓国語試験に楽しく挑戦するためのポイント

ここからは「韓国語試験を受けてみようかな」と思っている方に向けて、韓国語試験を最大限に楽しむためのポイントをお話します!

試験勉強の途中で挫けて諦めてしまわないように、以下に書いたポイントをぜひ参考にしていただけたらと思います◎

 

無理なペース・レベルで受験をしない

「試験を受けるぞ!」と気合いが入っている時は、勉強を頑張るために試験日をギリギリに設定したり、高いレベルの試験を受けたくなる方も多いと思います。

自分を追い込んでやる気が出るタイプの方ならそのやり方も良いのですが、個人的にはおすすめしません。

無理なペース・レベルで受験すると、中高のテストのような丸暗記になり、短期記憶で終わってしまう可能性が高いからです。

丸暗記では試験には合格できても、直接的な韓国語レベルの向上にはなりません。また、大きなプレッシャーで韓国語の勉強を楽しく思えない時間も増えてしまうと思います。

そのため、ゆとりを持った試験日の設定・楽しく学べそうな試験級の受験をおすすめします◎

 

さまざまなツールを使って自分に合うものを見つける

今は韓国語学習ツールがたくさんあるので、試験勉強の方法も多様です。

・対策用テキスト
・YouTubeの動画
・対策用アプリ
・ChatGPT
・オンラインレッスン など

それぞれに合った方法が必ずあるので、まずは自分がどの方法なら楽しめるのか?を見つけるために色々な勉強法を試してみるのがおすすめです!

私はハン検・TOPIKともに主にテキストを使って勉強を行いました。

テキストだと勉強感が強くて辛い、という方はゲーム感覚でアプリを試してみるのも良いと思います。誰かのサポートを受けながら勉強したい方にはオンラインレッスンが合っているかもしれません。

きっと楽しめる方法があるので、ぜひ探してみてください◎

どんな風に勉強を進めれば良いのかわからない!という方は、他の人の韓国語試験勉強法をのぞいてみるのも良いと思います。

私のハン検・TOPIK勉強法についてはこの記事の最後にリンクを貼っているので、気になる方はぜひご覧ください◎

 

 

試験勉強だけに絞らない

試験勉強だけをしていると、どうしても真面目な固い勉強内容になってしまいます。

毎日それだけだと辛くなる日が必ずやってくるので、試験勉強以外の韓国語学習も取り入れて気分転換をしてみてください。

・韓国語のラジオを聞く
・字幕をつけながらドラマを見る
・韓国語学習に関するYouTubeを見る
・好きなテキストを少しずつ進める など

こういった気分転換も韓国語学習の一つなので、必ず学びに繋がります!試験勉強とそれ以外をうまくミックスしながら勉強を楽しみましょう。

 

点数の推移を記録しておく

ハングル検定・TOPIKともに試験前は過去問を解く機会が増えるかと思います。

時間を測って試験さながらの状態で問題を解いて答え合わせをするだけでも実力は伸びますが、ぜひ点数の推移をどこかに記録してみてください。

少しずつ点数が上がっていけばモチベーションになりますし、なかなか上がらない時も悔しさでさらに勉強を頑張れます。


(これは私がハン検2級を受ける時の試験勉強の記録です。)

あとから見返すと自分の頑張りがわかって、「あの時こんなにやってたんだなぁ」と嬉しい気持ちにもなれます。

Googleドキュメントやスマホメモなどなんでもいいので、簡単にメモしておきましょう!

 

まとめ

今回は韓国語試験受験のメリット・デメリットについてお話ししました!

序盤でもお話しした通り、私は韓国語試験の受験をおすすめしたい気持ちが大きいです。

良い緊張感の中で韓国語を学べますし、「今までの自分よりも成長しているんだな」と自分を認めてあげる機会になっているように感じます。

今後も1年に1度は試験を受けながら、数年以内にはハングル検定1級に合格することを目標に勉強を頑張っていきたいと思います◎

韓国語試験の勉強内容を知りたい方は。以下のリンクから他の記事もご覧いただけますと幸いです!

それではまた次の記事でお会いしましょう!

\TOPIK受験に向けた勉強法はこちら/
https://osihana.com/topik-6

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