2022年10月、韓国語学習2年2ヶ月目で受けた初のTOPIK試験にて、無事6級に合格しました!
社会人の独学のみの勉強だったので、初めての試験でこんなに良い結果が出せるとは思わず本当に嬉しかったです。
今回は私がTOPIK6級に合格するために、実際に行った勉強方法や対策・おすすめ教材をお話します。
私がTOPIKで出来るだけ良い点数を取るために意識したことをぎゅーーっと詰め込んだので、ぜひ最後までご覧下さい!
\TOPIKでおすすめの対策レッスンはこちら/
私がTOPIK6級に独学で合格するまで
私がTOPIK6級に合格するまでの流れは
という感じでした!それまでの勉強では、韓国語中級の文法や会話表現を中心に行っていました。
そのため、TOPIKの出題内容や合格点を知ったのも、試験3ヶ月前でした。
韓国語中級までの単語・文法をしっかり理解できていれば、試験対策期間はあまり長くなくても大丈夫だと思います。
受験時の私の韓国語レベル
TOPIK6級の試験対策をはじめた頃の私の韓国語レベルはこんな感じ。
・覚えている単語は4000語程
・ラジオやYouTubeは字幕なしでも聞き取れる
・難しすぎない文章であればサッと読んで内容がわかる
・翻訳を使わずに日記や手紙・会話の文章を書ける
自分では’まだまだ中級レベル’という認識でしたし、正直今もそう感じています。
なので、「私は中級レベルだしTOPIK4〜5級位だったらいいな〜」と思っている方でも、私のように6級合格のチャンスはかなりあると思います!
ぜひ6級に向けた試験対策をしてみて下さい◎
TOPIK6級合格に向けた勉強法
ここからは私が実際に行った勉強方法をリーディング・リスニング・作文それぞれお話していきます!
읽기(リーディング・読解)の勉強方法
まずは試験対策を行うまでに、できる韓国語中級1・2で中級までの内容をくり返し勉強しました。
その後は過去問を使ってひたすら実践。試験本番同様50問を70分以内に解き、採点した後一つずつ丁寧に確認していきました。
・不正解の問題は「なぜ間違ったのか?」理由を明確にする
・声に出して読みながら自分なりの翻訳をする
地道な作業ですし「私ってこんなに分からない事だらけなのね…」と落ち込む日もありますが、これを続ければ確実に実力が伸びます。
調べる過程で出題の流れを覚えられるので、試験本番では焦らずに受験できました。
듣기(リスニング・聞き取り)の勉強方法
試験対策を行うまではラジオやテキストを使用して、ネイティブの自然な会話スピードやリズムに慣れるよう意識していました。
ラジオは私が何度も紹介しているstand.fm「だひラジオ」
このラジオはTOPIKの試験に出てくるような難しいテーマはありませんが、「韓国語を聞ける耳づくり」の練習にはぴったりです。
テキストは「耳が喜ぶ韓国語リスニング体得トレーニング」を使用しました。
STEP1〜STEP3までレベル別にリスニングの文章が用意されているシンプルなテキスト。
一般的な外国人向けの本に付属している音声に比べると、かなり速いスピードで収録しているので「む…難しい…」となる事もしばしば。
このテキストで勉強したおかげで、TOPIKのリスニング試験では最後の50問目まで焦らず解くことができました。何よりも役立っていたんじゃないかなと思います。
試験対策では、実際の試験同様50問を60分で解いてから一つずつ細かく採点していきました。
・分からなかった単語を一つずつ確認
・音声に合わせて何度も文章を読む
これまた地道ですが、かなり効果があります。TOPIK試験では聞き慣れない難しい単語もよく出てくるので、ここで対策しながら覚えていくのがおすすめです◎
쓰기(作文・書き取り)の勉強方法
作文は試験3ヶ月前までルールや出題内容など全く知らない状態でした。一番不安要素が大きく感じていたのが作文です。
そんな作文の試験対策では作文対策テキスト「HOTTOPIK」や過去問の答案を使って
リンク
②答案を見ながらそれとは別の”自分なりの作文”を書く
③何も見ずに作文を書く
と、段階を踏みながら作文を書くことに慣れていきました。
HOTTOPIKに作文で頻出する表現は全て書いてあるので、それを覚えつつ書く練習もしつつ…を続けると、長い文章も自力で書けるようになっていきます。
はじめは「とにかく答案を真似して書いてみる」だけでも、作文の流れが掴めてすごく良い練習になります!
TOPIK試験本番に向けて対策したこと
練習では上手くできたのに、本番で上手くいかなかった…というのは試験あるあるですよね。
私もTOPIKの試験本番で焦ってしまわないよう、試験対策を行う時は以下のことに気を付けていました。
時間配分をミスしない
とにかく後半で「時間がない!」とならないように、リーディングと作文の時間配分に気を付けました。
作文は4問を50分で解かなければいけません。
リーディングは1問を84秒以内に解けなければ全て終えられないという計算になります
もちろん後半の問題はどんどん難しくなるので、「前半の問題は時間をかけず解く」ようにしていました。
あとは自分なりに「◯分までに〜問を解き終えられれば大丈夫」という基準を決めると、時間配分での失敗が少なくなります。
長時間試験でも集中力を切らさない
TOPIKⅡの試験時間は合計で180分です。
聞き取り・作文と読解の間に休憩はありますが、長丁場の試験なのでかなり集中力が必要になります。
私は椅子に座りっぱなしで試験を受ける事自体が久しぶりで、腰や肩のだるさも辛かったです…
180分間集中できるよう、家で過去問を解く時は試験本番さながらのタイムスケジュールを組むのがおすすめです◎
ひたすら韓国語を見続ける、というのは意外と集中し続けるのがかなり大変です。早めに”自分がどのくらい集中できるか”を知っておきましょう◎
\自宅でのTOPIK過去問を使った勉強法は、こちらの記事で詳しくお話ししています/
リスニングの焦りループにはまらない
これは語学試験のリスニングを受けた経験のある方なら共感してくれると思うのですが…
リスニング問題で1問つまずき焦ってしまうと、その後の問題も焦って解きづらくなるんです。
と、この焦りのループにはまってしまうと何問かムダにする可能性があります。
そんなループにはまらないよう、普段から”リスニングでわからなかった問題をスルーする”クセを身に付けるようにしました。
「わかんない!」と思ったら考え過ぎずに直感で答えを選んで次に備える。わからない時は○番を選択する、などと決めておいても良いと思います。
焦りの気持ちは思っているよりも、ずるずる追いかけてきます。早めに切り替えて立ち切りましょう!
頭の中で韓国語を日本語に訳さない
例えば、「저는 일본 사람입니다」という文章が目の前にあったとします。これを理解する方法は2つあります。
②「저는 일본 사람입니다」をそのまま理解する
おそらく韓国語初級を勉強中の方は①の方法で丁寧に理解していく方が多いはず。しかしTOPIKの試験で①の方法を使っていると確実に時間が足りないです。
なので韓国語中級以降の学習では”韓国語を韓国語のまま理解する”ということを意識していました。
・友人と韓国語でやりとりをする時
・テキストで長文の文章をみる時 など…
できるだけ頭の中で日本語に変換せずに韓国語が理解できれば、TOPIKの試験科目全ての役に立ちます◎
TOPIKⅡ(3〜6級)におすすめの教材・テキスト
新合格できる韓国語能力試験TOPIKⅡ
TOPIKⅡを初めて受験する方におすすめしたい一冊です。
「TOPIKⅡではどんな問題が出てくるの?」
「どんな文法や表現を覚えていればいいの?」
こんな不安を一気に解消できます。解説もひとつひとつ丁寧です。
まずはこの一冊でTOPIKⅡの流れを知り、そこから過去問を解くのが良いです。
✔️合格目標ごとに必要な文法・単語がまとまっている
✔️TOPIK3級〜6級全ての方におすすめ
한국어능력시험 HOTTOPIK 쓰기 토픽Ⅱ
作文の攻略法や練習問題がギュッと詰まった一冊です。
TOPIKで出題される作文は4問。それぞれ必要な表現や求められる知識が違うのですが、この本では「この問題ではこうすると良いよ」がかなり詳しく載っています。
作文を勉強したことがない私は、このテキストで作文への苦手意識を克服できました。
正直、作文のテキストはこれだけで良いなと思える程でした
そして練習問題の数もすごい。おそらく100問はあるので、この一冊を終えればかなり力がつきます。
✔️たっぷりの練習問題で作文力を鍛えられる
✔️解説は全て韓国語なので読解力がつく
トリリンガルのトミ韓国語講座 TOPIK過去問
韓国語講師として有名なトミさんが自身のサイトで公開している過去問、これがすっごく便利です。
私はこの過去問で合格したと言っても過言じゃない程、お世話になりました
実際の試験の過去問5回分を無料ダウンロードできるので、それを印刷して使えば模擬試験問題集並に役立ちます。
他にも過去問を公開しているサイトはありますが、トミさんのサイトが一番使いやすいです…!
この過去問の私なりの使い方を、次回の記事でご紹介します。TOPIK受験予定の方は引き続きご覧いただけると嬉しいです◎
✔️サイト内で問題を解く→採点・解説まで可
✔️無料とは思えない便利さ
まとめ
今回は、私がTOPIK6級に合格した勉強方法についてお話しました。
これからはTOPIK6級をキープしつつ点数を上げられるよう頑張っていきたいと思います。
良い教材や勉強方法を見つけた時は随時このブログで更新していきますので、一緒にTOPIK高得点を目指して頑張れたら嬉しいです。
それではまた次の記事でお会いしましょう!