韓国語学習では「ハングルにふりがな(ルビ)を振るのはNG!」とよく言われます。
何でダメなの?ルビがないと読みにくいし難しいよ
と韓国語学習を始めたての方は思いますよね。
しかし実際に勉強していると、たしかにルビを振らずに勉強した方が良いと感じることがよくあります。
・じゃあ、どう韓国語を勉強すれば良いのか
この二つを韓国語学習者の私がお話します。ぜひ最後までご覧ください◎
ハングルのふりがな(ルビ)とは
「ふりがな(ルビ)」というのは、韓国語の文字”ハングル”を読みやすくする為に”ひらがな・カタカナで読み方を書くこと”です。
KPOPの歌詞を調べた事がある人なら一度は見たことがあるはず。韓国語の歌詞の上に読みやすいようひらがな・カタカナでハングルの読み方が書いてありますよね。
「歌えるようになりたい!」という目的であればふりがな大歓迎なのですが、勉強となると少し違います。
では、なぜ「ルビで勉強するのはだめ」とよく言われるのかを説明していきます。
なぜ韓国語学習でふりがな(ルビ)がだめなのか
ハングルのふりがな(ルビ)をオススメできない理由は以下の2つです。
②ルビがあると、ハングルではなくルビの方に目がいってしまうから
韓国語の勉強を続けていくと、この2つが大きな壁となってしまう可能性があります。
①日本語ルビではハングルの読み方を正しく表せない
この単語に日本語でふりがな(ルビ)を振ると「アンニョンハセヨ」になります。
안녕하세요(アンニョンハセヨ)には日本語の”ン”という文字が二つありますね。
韓国語ではこの二つの”ン”、発音がそれぞれ全く違うんです。
日本語ふりがな(ルビ)に頼ると、どちらも”ン”としか表現できず、発音を見分けること・聞き分ける事が出来なくなります。
・ハングル「자/차」→日本語だとどちらも”チャ”
しかし、それぞれ韓国語では発音が大きく変わる言葉です。
こういった”日本語では表せない韓国語の発音”を正しく理解する為に、ふりがな(ルビ)は大きな壁になりがちです。
②ルビがあるとハングルではなくルビを見てしまう
ハングルを読むのに時間がかかる頃は、どれだけ意識していてもふりがな(ルビ)に目がいってしまいます。
私は勉強して数年経った今でもルビがあると見てしまう事があります…
ふりがなが無ければ自力で読むしかないので、わからない時は調べつつ着実にハングルを読む力が伸びていきます。
最初は少し大変ですが、慣れればハングルを読むスピードがどんどん上がっていくので、できる限りふりがな(ルビ)に頼らず勉強するのがおすすめです!
ルビが欲しい人はアルファベットルビで韓国語を学ぼう
ルビがない方が良いのはわかったけど、それでも読みにくいのは大変だし韓国語を勉強するのが億劫になっちゃうよ
そういった方にオススメしたいのが、「アルファベットのルビを振る」という方法です。
ひらがな・カタカナのルビとアルファベットルビ、何が違うのかというと
アルファベット→可能な限りハングルに寄せた発音を表せる という違いがあります。
先ほどあげた例でもう一度ご説明すると
・ひらがな・カタカナのルビ→(アン ニョン ハ セ ヨ)
・アルファベットのルビ→(an nyeong ha se yo)
日本語では”ン”としか表せない発音も、アルファベットなら”n”や”ng”で区別することができます。
このようなアルファベットルビの仕組みを理解するには発音の勉強も必須です!
Youtubeの「seemile韓国語 文字と発音編」でハングルの発音と同時にアルファベットルビを学べます。
入力した韓国語をアルファベットルビに変換できるサイトもあります。読み方が分からない単語はここで検索してみましょう!
↓
ルビ変換サイトに移動します
全ての言葉にアルファベットルビを振るのは大変なので、‘難しい・覚えにくい発音にルビを振る’ようにすると勉強しやすいです◎
ふりがな(ルビ)なしの韓国語テキストを選ぶのも大切
この記事を読んで「ルビなしで勉強したい!」と思った方は、ぜひテキストもルビ無しのものを選んでみて下さい。
どうしても読みにくい部分には自分でアルファベットルビを振れば良いですし、それ以外は自然に読む力がつきます◎
私も韓国語の勉強をスタートしてから2ヶ月程は、難しい発音にアルファベットルビを振っていました。
それではルビ無しでおすすめのテキストをご紹介します!
〔ルビなし厳選〕韓国語初心者向けおすすめテキスト
できる韓国語初級Ⅰ
大人気入門テキスト「できる韓国語初級1」は、無料のテキスト解説動画を見ながら勉強することで韓国語の自然な発音が学べます。
無料のテキスト解説動画はこちら
↓
https://www.shin-gogaku.com/shinokubo/one-point/?view
ハングルひとつひとつを丁寧に紹介してくれるので、ルビがなくても着実に韓国語が読めるようになります。
私はこの「できる韓国語シリーズ」を愛用していました。
1日たったの4ページ! やさしい基礎韓国語
韓国語の基礎をとってもわかりやすい言葉で丁寧に説明されているテキストです。
文法説明の際、すぐに韓国語文法の話をするのではなく「動詞とは?」「形容詞とは?」のような超基礎的なところから教えてくれるところが好きでした◎
できる韓国語シリーズと比較すると文法は初歩的な部分のみとボリュームが少なめですが、文字が少なくシンプルで読みやすいです。
筆者の方がYoutubeでハングルに関する動画をあげているので、それを見ると更に理解が深まります。
まとめ
今回は「韓国語の勉強でふりがな(ルビ)を振らない方が良い理由と対処法」についてお話しました。
ふりがなが絶対にだめ!という訳ではないので、現在ふりがなを振って勉強している方が間違ってるという事もありません。
しかし韓国語の発音を正しく理解するために、アルファベットルビに変える・極力ふりがなに頼らず勉強してみるといった方法もぜひ試してみて下さいね。
それではまた次の記事でお会いしましょう!