前回の記事で「TOPIK6級に合格した勉強法」についてお話したのですが
TOPIK試験対策の勉強では過去問を解くことが、とっても有効的です。
しかし、TOPIKを受けるのが初めての方や過去問の使い方がわからない場合
過去問を使ってどう勉強すればいいの?
そう思う方もいるんじゃないでしょうか。
私も最初は過去問の良い使い方がわからず、ただ解けば良いの?その先は?と思っていました
しかし過去問は上手く使うと、試験対策問題集は必要ないと思うほど役立ちます◎
今回は、そんなTOPIKの過去問を使ったおすすめの勉強法をお話します。TOPIK1〜6級、どの級を目指している方でも使える勉強法です!
この記事を見終えれば、過去問を使って韓国語の実力を何倍も伸ばすことが可能です。ぜひ最後までご覧ください!
まずはTOPIKの過去問題を手に入れよう
TOPIKの過去問を無料でダウンロードできるサイトがいくつかあります。
ダウンロードしたものは、自宅やコンビニなどでコピーできます。まずは以下のサイトで探してみて下さい◎
TOPIKの過去問を公開しているサイト
TOPIKの過去問を公開しているサイトはいくつかあります。
安心して利用できると感じたのは以下の3つです。(サイトの名前をクリックすると過去問に飛びます)
3つのサイトの中で私のおすすめは「トリリンガルのトミ韓国語講座」です。
おすすめの理由を以下でご紹介しますね!
トリリンガルのトミ韓国語講座
今回一番おすすめしたいサイトがこちら。PRでも何でもなく、ただただ推しています(笑)
私がおすすめしたいポイントは3つ。
②全ての問題(作文以外)にトミさんの丁寧な解説アリ
③サイト内で時間計測しながら問題を解ける
特に②のトミさんの解説は本当に便利!ただ答案にマル付けをするだけで終わらず「なぜこれが正解なのか」を一つずつ確認できるのがすごく良いです。
私はトミさんのサイトの模擬試験のおかげで6級に合格できたと言っても過言じゃないほど、お世話になりました。
過去問は1回×2部コピーがおすすめ
過去問は同じものを2部コピーするのが個人的におすすめです。
・1つを書き込み用にして、自分の解答や解説をたくさん書いてオリジナルの参考書にする
・もう1つを書き込まない用にして、試験練習を行うときに使う
2部用意しておくと片方に遠慮なく書き込めます。私はわからない単語や表現・なぜ間違ったかなどを沢山書いて、何度も見返しました。
TOPIK過去問を使ったおすすめの韓国語勉強法
ここからは私が実際に過去問を使ってどんな風に勉強しているのかをお話します!
TOPIK対策にとっても有効な方法なので、過去問をコピーした後この記事を見ながら一緒に解いてみてくれると嬉しいです。
実際に過去問を解いてみよう
まずは試験本番と同じ時間を使って問題を解いてみます!
作文4問(50分)
読解50問(70分)
合計180分の試験時間です。
実際の試験では作文・読解の間に30分の休憩があるので、私もそこで小休憩をとっていました。
合計3時間以上なので最初の頃は集中力がもたず、疲れ果てました。
1日3時間用意するのは正直、かなり億劫ですよね。私も「あぁやりたくない…」と思いながら解いていたのですが(笑)そのおかげで試験本番に集中力が途切れず、頑張れたのだと思います。
そして実際に問題を解くことで、自分の実力がわかるのも過去問の良いところ。
何度かくり返すと各科目の平均点数と苦手な部分が見えてくるので、これから勉強するべきことが明確になります◎
丸つけと同時にわからない韓国語文法・単語にチェック
過去問を解いた後はすぐに丸つけをします。
そして全体の点数を出した後、問題文をひとつずつ確認しながら知らない文法・単語をチェック。
トリリンガルのトミ韓国語講座からTOPIK過去問をダウンロードした方は、リスニングのスクリプトを見れます◎
スクリプトとは、リスニング音声を文字に起こしたものです。
・なぜ間違ったのか
・どんな問題が苦手なのか
スクリプトを見ながら上の3つを意識して丸つけを行いました!
チェックのついた文法・単語を一つずつ自力で調べる
ここからは、かなり地道な作業です。
その過去問でわからなかった文法や単語を、一つずつ調べて書き込んでいきます。
地道で時間はかかるものの、これが本当に有効的。ここでTOPIKに頻出する表現を一気に習得できます…!
②いまいち理解できない時は更にネット検索
③自分がわかるように問題用紙にメモする
いざ調べてみて、わからない表現ばかりだったとしても大丈夫です。私はこんなに知らない単語がありました(笑)(オレンジペンで書いているもの全てです)
この作業をすると頻出する問題の傾向が見えてくるので、過去4回分の試験でこの作業を全て行いました。
本当に地道ですが、やみくもに単語や表現を覚えるよりかなり効果的です◎
듣기(リスニング)はとにかくシャドーイング
リスニング問題はスクリプトを見ながら何度もくり返しシャドーイングを行いました。
↓
過去問のスクリプトを自分で読んでみて、どんな部分でつまずくのかを確認する。(発音変化で読みにくい・知らない単語が多い等)
↓
自分がつまずいた部分を意識しつつ、リスニングの音声をじっくり聞く
↓
シャドーイングをくり返し行う
こうすると何度も聞いた単語や表現が耳に残るので知識が定着し、聞き取り力もUPしました◎
읽기(読解)は素早く韓国語を読む力をつける
読解問題の過去問では以下のように勉強しました。
↓
文章を見ながら自分なりの翻訳を頭の中でしてみる(まだ日本語訳の答案は見ない)
↓
トリリンガルトミさんのサイトで問題の日本語訳を見ながら意味を理解する
↓
声に出して問題文を読む(声に出すことで知らない単語や表現が頭に入りやすくなります)
これをくり返していくと、読解で頻出する問題や表現がしっかりと身に付きます。
また読解は、分からない単語があっても文章全体を見れば「〇〇の話をしているんだな」「多分こういう系の対談だな」と気付けることが多いです。
そのため分からなくても焦らず、文章全体を冷静に見るよう常に意識していました。
焦った時は一度問題を飛ばして、落ち着いてから再チャレンジがおすすめです。
そしてTOPIKⅡの読解では70分で50問なので、解くスピードがとっても大切です。
後半は問題文が長くなるので、その分読むのに時間がかかります。難しい表現も出てくるので素早く韓国語の文章を理解しなければなりません。
そのため前回の記事でも話したように、TOPIK高級に合格するためには「韓国語を韓国語のまま理解する」というのが大切になってきます。
ぜひ、上の記事で紹介した勉強法も参考にしてみて下さい◎
쓰기(作文)は解答例の丸写し作戦
作文は構成・作文特有の表現を覚えた後に過去問を使って勉強しました。
よく使われるものを中心に作文特有の表現を覚えた後、過去問の解答例を丸写ししながらどんな風に作文全体ができているのかを考えました。
この丸写しを繰り返す事で「出だしはこの表現がマストなんだな、大体こういう流れなんだな」というのが少しずつ掴めてきました。
正直、作文は過去問よりも対策テキストが必要だと思います。そのため、この丸写し→分析作業以外で使うことはほとんどありませんでした。
しかし、丸写しは難易度が低くとっつきやすいので作文初心者におすすめの勉強法です◎
過去問を上手に使ってTOPIK6級に合格しよう!
今回は過去問を使ったTOPIKの勉強法についてお話しました。
過去問は無料で手に入れられる最強の韓国語学習教材です!
使わない手はないと思うので、ぜひ私と一緒に過去問で試験対策をしていただけると嬉しいです。
それではまた次の記事でお会いしましょう!
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