2023年6月、ハングル検定準二級を受験予定です!
ハングル検定は久しぶりの受験です。(前試験は申込期間が過ぎていて申請できず…)
試験前はいつも他のブロガーさんが書いたハングル検定勉強法の記事を参考にしているのですが、準二級となると記事数が一気に少なくなり驚きました。
三級→準二級は難易度がグッと上がりますし、私のように他の方の経験を参考にしたい方も多くいらっしゃると思います。
なので、いつか準二級を勉強する誰かの為になれば、と思いこの記事を書くことにしました!
・韓国語上達に向けて頑張りたい
・ハングル検定とTOPIKの違いを知りたい
それでは今回は、ハン検準二級の勉強で私が感じたこと・実際に使用している教材・勉強法などをお話していきます。
まだ勉強半ばですが、韓国語学習中の方の参考になれば幸いです!
ハングル検定準二級のレベル
ハングル能力検定協会(公式)によると、準二級は以下に該当する方が挑戦できる試験です。
60分授業を240~300回受講した程度。日常的な場面で使われる韓国・朝鮮語に加え、より幅広い場面で使われる韓国・朝鮮語をある程度理解し、それらを用いて表現できる。
・様々な相手や状況に応じて表現を選択し、適切にコミュニケーションを図ることができる。
・内容が比較的平易なものであれば、ニュースや新聞記事も含め、長い文やまとまりを持った文章を大体理解でき、また日常生活で多く接する簡単な広告などについてもその情報を把握することができる。
・頻繁に用いられる単語や文型については基本的にマスターしており、数多くの慣用句に加えて、比較的容易なことわざや四字熟語などについても理解し、使用することができる。☆100点満点【聞取40点/必須得点12点(30分)筆記60点/必須得点30点(60分)】で70点以上合格
※マークシート使用
例年の受験者数を見ると、三級→準二級の受験者数は一気に半数になります。そして合格率も半分に…
難易度がグッと上がっているのが数字からわかります。私は昨年TOPIK6級に合格しましたが、過去問を解きながら何の対策もなしに受験するのは危ういなと感じました。
ハングル検定はTOPIKよりも難しい?
私は昨年TOPIK6級に合格しましたが、ハングル検定準二級の模擬試験を初めて解いた時に合格ギリギリの点数でした。
何がダメだったのかを細かく見ていくと、ハン検がTOPIKよりも難しいというよりも”それぞれに必要な知識”が違うのがわかりました。
この部分について詳しくお話します!
ハン検準二級は語彙力が重要
ハングル検定とTOPIKでは必要とされる語彙が大きく違います。
ハングル検定準二級ではことわざ・四字熟語・慣用句が多く出題されますが、TOPIKではこれらをあまり見ない印象です。
四字熟語は漢字から意味を想像できますが、ことわざや慣用句は意味を理解していないと全く分からないことも。そのため、TOPIKよりも語彙力の強化が大切だと感じました。
また、三級までと同様に発音や漢字語を問う問題も出てきます。
TOPIKが「実際に使う韓国語の理解を確認する試験」だとしたら、ハングル検定は「正しく丁寧に韓国語を理解できているかを確認する試験」という印象です。
リスニングよりも筆記の難易度が上がる
実際に問題を解いていて、リスニングは大きく難易度が上がるように感じませんでした。
・ラジオやYoutubeを字幕なしでも聞き取れる
という方なら、リスニングよりも筆記に力を入れるのが個人的におすすめです。
筆記で覚えた慣用句・ことわざ類はリスニングでも聞き取れるはずなので、私はまず筆記を優先して勉強しています。
ハングル検定準二級の対策に使っている教材
まだ勉強を始めたばかりですが、今回の試験では以下の4つを使用して合格を目指すことにしました。
受験後(もしくは合格後)にもハン検準二級についての記事を上げる予定なので、そこでそれぞれの教材の良し悪しを細かくお話しする予定です。
今のところは教材の第一印象、といった形になりますがご紹介していきます◎
ハングル能力検定試験対策問題集準2級(筆記・聞き取り)
ハン検受験の際はこのシリーズを欠かさず用意しています!
・出題範囲の語彙、文法がまとまっている
・出題形式ごとに問題が解ける
届いた時は「ぶ…分厚い…しかも二冊…」とうなだれましたが、問題がたっぷりあってスキマ時間にも使いやすいので大好きな問題集です。
とにかく分厚いので持ち運びには不便なのと、解説が少ないなぁ…と感じるデメリットもあります。
私は気合いで持ち運び、解説部分は自分で調べて知識にしていこうと思い使用しています(笑)
デメリットを含めても良い教材だと思います◎
ハングル能力検定試験過去問題集準2級
こちらはハングル検定公式から出ている過去問題集です。
今回、公式のテキストを初めて購入しました。私はTOPIK受験の際に楽しく着実に合格する為には過去問を解くのが一番良いと感じたので、こちらを選びました。
先ほど紹介した「ハングル能力検定試験対策問題集準2級(筆記・聞き取り)」だけでもじゅうぶんかな…と思いつつ、買ってしまいました。
実際に使用しながら上記で紹介したテキストの良し悪しや、本当に問題集も過去問も必要だったのかを考えていきたいと思います。
リアルな韓国語は、ことわざ慣用表現から学ぶ
ハン検準二級は慣用句の出題範囲がかなり広いです。(おそらく900以上あります)
これを全部丸暗記するのはちょっと厳しいのと、覚えたとしてもテスト前の丸暗記状態になって今後何にも活かせないのも嫌なので
せっかくなら全て覚えられなくても良いから、一つずつ知識として学ぼう!と思い購入した一冊です。
イラストを交えてわかりやすくことわざ・慣用表現が説明されています。
もちろん準二級の範囲全てを網羅する内容ではありませんが、ここにある慣用句は全て自分で説明できるくらい覚えていきたいなと思っています◎
例文やイラストを一度見るだけでも頭に残りやすく、読み物として楽しいです。ハン検を受けない方にもオススメです!
韓国語フレーズ|ハングル検定準2級
電車の中・食事中などのテキストを開けない時に使える教材ないかな〜と探していたら見つけました。さすがYoutubeです…!
このチャンネルでは、一本の動画の中にハン検準二級の範囲に当たるフレーズが5つ紹介されています。ひとつの動画が5分と短いので、すきま時間にピッタリです。
準二級レベルの動画は50本あるので、全て視聴すれば250個のフレーズを学べます。1フレーズごとに準二級範囲にあたる難しい単語・慣用表現が出てくるので、この動画を全て見るだけでもかなり勉強になる…!という印象です。
このチャンネル以外にも”準二級レベル!”という動画はいくつかありましたが、自然じゃなく良い動画がありませんでした。私が見る限りではこれが一番おすすめです◎
私のハングル検定準二級勉強法
今回ハン検準二級の勉強をスタートするまでに、どんなふうに勉強するか・何を優先するか…しばらく迷走してしまいました。
悩んだ上でやるべき事がはっきりしてきたので、道半ばではありますが私なりの勉強法についてお話します。
まずは何が弱点で、どう勉強するかを決める
私はこれが一番大切だと感じています。
「これで大丈夫かな」「他にもやった方が良いことあるんじゃないかな」と悩んでいる時は集中しにくく、モヤモヤしながら勉強を進めることになります。
まずは模擬試験・過去問題を解いて、
・勉強の優先順位を決める
・弱点をどう勉強するかを考える
この3つを整理してから、私は一気に勉強しやすくなりました。
上の3つを私の実例でお話しすると
優先順位:文法や聞き取りは今ある知識でも問題なし。語彙力強化が優先
弱点の勉強法:問題集を解きながら例文を何度も見て身につけていく。その他にも慣用句はテキストを別で用意して覚える。
こんな感じで6月までにやるべき事を整理しました。
まずは問題を一通り解いて、上で話した内容を紙に書き出すと頭の中がまとまっていくのでオススメです◎
とにかくハン検の過去問・問題集を繰り返し解く
韓国語の知識がなければテキストでのインプットが最重要ですが、ある程度の知識が身についた後はとにかくアウトプットしながら覚えていくのが効率の良い勉強法だと思っています。
TOPIK受験の際も最初は「単語を覚えよう!」「文法をノートにまとめよう!」と思っていたのですが、
単語をそのまま覚えても実際の試験問題に出てくると全然思い出せない事が多く…。それなら丸暗記ではだめだな、と思い
②調べたことをテキストに書いておく
③繰り返し問題を解いて自分の書いた事を読み直す
という感じで勉強しました。今回のハン検も同じように勉強しています◎
\TOPIKの勉強法をまとめた記事はこちら/
何より丸暗記って私にとってはすごく疲れる作業でして…。韓国語を純粋に楽しめなくなりますし、テスト前の短期暗記のような感覚になってしまいます。
せっかく好きでやる勉強なら学んだことはずっと覚えていたいですし、良い点数を取るために試験を受ける訳ではないので、韓国語を楽しく理解するためにアウトプットを中心にした勉強にしました。
慣用句はわかりやすい教材で少しずつ覚える
いくらアウトプット中心!とは言っても、知らないものは知らない。確実に知識が足りない部分は補っていかなければなりません。
特に慣用句は何となくで解けない場合が多いので、覚えなければならないと思いテキストを購入しました。
ここでも「ただの丸暗記」にならないよう、どのテキストにするか1週間ほど悩みました(笑)わかりやすさ・覚えやすさで選んだのが先ほど紹介した「リアルな韓国語は、ことわざ慣用表現から学ぶ」です。
よく使われるものはこのテキストから学んで、問題集を解きながらまた別の表現も少しずつ覚えていく予定です。
すきま時間はYoutubeを活用する
すきま時間学習は本当に侮れないな…と韓国語を勉強しながら日々感じています。
短時間だからこそ集中できたり、すきま時間を韓国語に使うことでその日一日のやる気が途切れにくくなったり。本当に良い効果が沢山あります!
最近は朝の準備時間や通勤時に先ほど紹介した「韓国語フレーズ|ハングル検定準2級」を使って、準二級レベルの文章に触れる機会を増やしています。
どの試験を受けるにしても、Youtubeに自分の受験レベルの動画があるか一旦探してみるのがオススメです◎
必ずハン検準二級に合格できるよう頑張ります!
今回はハングル検定準二級の勉強途中経過についてお話しました。
”余裕で合格できる”レベルにはまだまだ達していません。
せっかくの機会なので今まで触れることのなかった韓国語知識を少しでも多く身に付ける時間にしたいと思います◎
6月まで、ハングル検定を受験する皆さんと一緒に頑張っていけたらと思います!絶対合格しましょうね。
それではまた次の記事でお会いしましょう!