こんにちは!推しと話したい韓国語のみえこです。
みなさん、今まで勉強した韓国語テキストは1冊につき何周していますか?
え?1周したら次のテキストにいくよ!使いたいテキストいっぱいあるし…
たしかに使ってみたいテキストがたくさんある気持ちはとっっってもわかるのですが、今その手元にあるテキスト、もっともっと学べることが詰まっています…!!
私はこれまでの韓国語学習で多くのテキストを使ってきましたが、気に入ったものは必ず数周くり返すようにしています。
特に単語帳や基礎的な知識を学べるテキストは何周したのかわからないほどくり返すようにしていました。そのおかげで独学でも韓国語力をコツコツ伸ばせているのだと思います。
そんな私が感じる「テキストを1周で終わらせるのがもったいない理由」を今日はお話ししたいと思います!
テキストで韓国語を勉強している方・これから勉強したいと思っている方は、ぜひ最後までご覧ください◎
韓国語のテキストを何周もした方がいい理由
1周目で見つけられなかった発見が必ずあるから
読書やアニメ・映画鑑賞も1度目の視聴では見つけられない発見って必ずありますよね。
テキストも同じで、1周だけで完璧に理解することはできません。
私自身がそうなのですが、集中が切れてしまうと‘ただテキストの中の問題をこなすこと’に意識が向いてしまって、テキストの内容を読むのが疎かになってしまうことがあります。
知らない単語や連語を見逃していたり、ステップアップに繋がる説明文をスルーしていたり
2周目以降で(あれ、テキストにこんなこと書いてたっけ?)という発見が必ずあるので、1周で満足せずに繰り返すようにしています。
2周目以降は1周目ほど苦じゃなく、スピードも上がる
1周した後もう一度はじめから…と考えると少し億劫な気持ちになってしまう方も多いかと思います。私も勉強始めたての頃はそうでした。
ただ、1周目に比べると、2周目以降の‘1冊を終わらせる負担’はかなり少なくなります。
もうすでに1周しているので、そのテキストに触れる前の自分よりも知識は圧倒的に増えていますし、問題も1度は解いたことがあるのですぐに答えが浮かぶものが多くあります。
1周目が10割負担だとすれば、2周目は9割、3周目は7割…とどんどん減っていくように感じるはず。
特に単語帳はそれを感じやすいので、くり返せばくり返すほどにどんどん1冊を終えるスピードが上がっていきます。
そのため色々なテキストを1周するよりも、同じテキストを何周もくり返す方が想像より負担が軽く、知識も頭に入りやすいです。
2周目以降で‘自分のニガテ’を見つけられる
1周目は、そのテキストにある知識の全体的なインプットが中心になります。
・どんな活用があるか?
・似た表現との違いは?
・おさえておきたいポイントは? などなど…
そのテキストが単語帳なのか・総合的なテキストなのかにもよって変わりますが、↑にような部分を大枠を理解するのが1周目になります。
そして2周目以降は‘自分が何をわかっていて、何をわかっていないのか’を確認するのが中心になってくるかと思います。
何度も間違えてしまう単語や活用、テキストを何度読んでもいまいち理解できない説明など、苦手な部分がハッキリとわかれば、その苦手を早めに克服できます。
同じ問題を解くからこそ、同じ本を読み返すからこそ‘これ何回見てもわかんない!’というのが明確になって、後々の勉強にも役立っているなと感じることが多いです◎
同じテキストを何周も飽きずに使うためのポイント
とはいえ、同じテキストを何周も使うのって飽きてくるし集中しづらい…なにか良い方法ないかな?
私も同じテキストだと集中力が途切れてしまうことが多々あります。新しいテキストを買った時のワクワク感は特別なので、「もう違うテキスト使いたーーーい!」となってしまう気持ちもすっごくわかります(笑)
ここからは、そんな私が見つけた‘同じテキストを何度も楽しむ方法’をいくつかご紹介したいと思います。
1つのテキストを色々な方法で使ってみる
1周目はそのテキストの流れに沿って基本的な使い方をするのが一般的な使い方ですよね。
単語帳なら一つずつ暗記して例文をチェックして、総合テキストなら長文と単語を確認したあと文法を学んで問題を解く…というような感じ。(総合テキストとは、↓のような’読む・書く・聞く・話す’が全て学べるテキストのこと)
しかし、テキストの使い方は意外とたくさんあります。どうしても同じ流れだと飽きてしまう…という方は、1周目とは違う方法でテキストを使ってみるのがおすすめです!
・その単語を使って例文を1つつくる
・似た単語との違いを書き込む
・全ての例文を声に出して読む
・何周しても間違える単語のみで暗記チェック
・学んだ文法の解説を見ずに自分の口で授業風に説明してみる
・その文法を使って例文や会話文をつくる
・流れてくる音声を書きとる(ディクテーション)
・1周目で間違った問題だけ解き直す
などなど、テキストの楽しみ方は何通りもあるなぁと思います。
このやり方が正しい!とひとつに決めてしまわず、自分が楽しんでくり返せる方法を探してみてください◎
1周1周を隅々まで完璧にやらないようにする
先ほど色々なやり方でテキストを試してみる、という方法をご紹介しましたが、「これだとテキストの隅々までできないんじゃ…?」と思う方もいると思います。
個人的には毎回そのテキストを完璧にやる必要はないのかな、と思っていて、何度もそのテキストに触れて自分なりにしっかりと理解することを最優先にしています。
2周目までは自分にとっての苦手を見つけるためにテキストの流れを守って解くようにしていますが、3周目以降は先ほどご紹介したような長文のシャドーイングやディクテーションだけにしたり、例文をつくるだけにしたり。
1〜2周目で苦手と感じた部分だけ復習することもあります。
完璧に全部やろう!と思ってしまうと、私はどこかで集中力が切れてサボってしまいます。
そうならないように、より楽しめる・より理解できる方法があれば、まずは試してみる。ダメだったらまた違う方法を、という感じで続けています。
もし「テキストを何周もくり返すのがしんどい!」と感じている方がいたら、完璧に頑張ろうという気持ちをいったん置いて、自分なりのやり方を考えてみてほしいです。
そのテキストをくり返した数を書いておく
これは単純にテンションがあがるから、という理由だけなのですが(笑)
はじめてテキストを開いた日、やっと1周できた日、2周目をはじめた日・終わった日…と書いていくと、振り返った時に(私、頑張って続けたなぁ)と思えてモチベーションになるので、いつも書き込むようにしています。
独学での語学って誰にも強制されていないので、自分のモチベーションが命です。
とはいえ勉強し始めてすぐに語学力がアップするわけではないですし、どれだけ勉強していても伸び悩む時期はあります。
そんな時に‘自分が頑張った過程’を見ることで、また頑張ろう!とモチベーションを保てた日が今までたくさんありました。
自分を褒めて、自分のテンションを上げさせてこそ独学の勉強は続くと思います。ぜひご自身の頑張った過程を残してみてください✨
筆者が5周以上くり返した、おすすめの韓国語テキスト
できる韓国語(初級〜中級)
こちらのブログで何度も紹介しているこちらのテキストです。
「読む・書く・聞く・話す」の全てが学べるテキストとなっています。韓国語初級〜中級は全てこのテキストで勉強しました!
②長文の中にある単語を学ぶ
③長文の中にある文法を学ぶ
④文法をもとにした問題を解く
という流れで初級〜中級の知識を学ぶことができるテキストです。
長文は暗記するくらい読んで聞いてをくり返し、文法問題も何度も何度も解きました。
このテキストをくり返したおかげで、私は独学でも韓国語文法につまずいたなと感じたことが一度もありません。
他の総合テキストも使ってみたい気持ちは山々だったのですが、この「できる韓国語」一本に絞って勉強してきました!
今になって他の総合テキストを買って解いたり本屋さんで読んでみることはあるのですが、韓国語初心者の方が総合的な力を伸ばしながらつまずかずに続けられるテキストなら「できる韓国語」がNo. 1だと思います。
本当に使ってよかったテキストです◎
耳が喜ぶ韓国語(初級)
韓国語初級〜初中級を勉強していた頃によく使っていたリスニングのテキストです。
易しめな韓国語文の音声を聞く→本のスクリプトを確認する、というシンプルなつくりのテキストなので、勉強初心者の私にとってはすごく使いやすい1冊でした。
「できる韓国語」の長文とはまた違った、より自然な日常会話に近い韓国語表現を知れたり、韓国という国の文化を学ぶきっかけにもなりました。
語学のリスニングに苦手意識を持たずに勉強できたのは、このテキストのおかげです◎
韓国語発音クリニック(初級)
こちらも韓国語初級を勉強していた時に使っていたテキストです。今でもたまに見返します。
語学の勉強をした事がない私にとって‘発音’というのは未知の世界でした。
「ネイティブに聞き取ってもらえないんじゃ?」という不安を拭うには、発音の勉強が必須になります。それに自分自身の発音が良くなれば、リスニングをするときもかなり効果的です。
そのため私は韓国語学習のかなり初期の頃から、このテキストを使って発音の練習をしていました。
テキストには韓国語特有の発音ができるよう舌の使い方・声の出し方など具体的な説明が書かれています。それがとってもわかりやすいんです…!
発音を勉強すれば口から韓国語を発するのが怖くなくなります。独学で勉強する方はぜひぜひ発音のテキストを1冊持っておくと安心です。
キクタン韓国語(初級〜上級)
キクタンは英語の単語帳としても有名ですよね。韓国語も初級〜上級まで揃っていますが、私は上級のみ使用しました!
キクタン韓国語の良いところは、しっかりとレベル分けされた単語をそれぞれの単語帳で学べることと、音声がとっても聞きやすいところ。
初級〜上級まで揃っているので、1冊覚えたら次!とレベルアップしてけるのも良いなと思います。
韓国語試験(ハン検、TOPIK)を受けるための単語帳が欲しい!という方は、これではなく↓のような試験用の単語帳がおすすめですが
試験ではなくステップアップしていける単語帳が欲しい、という方にはキクタンがとってもおすすめです。
以下の記事でもキクタンの使い方をご紹介していますので、気になる方はぜひご覧ください!
トウミ(初級〜上級)
今年私が何よりもお世話になったテキストです。表紙が剥がれそうなくらい愛用しています。本当〜〜〜〜に買ってよかった!!
というのもこのテキストはハン検1〜2級受験用の単語帳なのですが、1〜2級用のテキストってとっても種類が少ないんです。
昨年hanaさんが出版したこちら↓か
トウミ上級か、という2択なのが現在のところ。
hanaさんの方は私が実際に使っていないのでなんとも言えないのですが、トウミは〜語以上の単語や連語・ことわざ・四字熟語・上級文法が掲載されていて、他のテキストでは学べない知識がたっぷりでした。
短所をあげるとしたら、例文や細かい情報が載っていないところ。自分で調べながら覚えていかないと、使うのは難しいと思います。
それでも私は買ってよかったなと思いますし、ハン検2級に一発合格(ギリギリですが)できたのは先ほどのキクタン上級とトウミ上級のおかげでした。
トウミの使い方は以下の記事で紹介しています◎使い方がわからないよー!という方はぜひご覧ください。
口を鍛える韓国語作文(初級〜上級)
こちらは左ページが日本語・右ページが韓国語になっていて、さまざまな文法を使った韓国語作文ができるテキストです。
英語ではこういった‘英作文テキスト’が多く出版されていますが、韓国語はまだあまりない印象。
韓国語の文章を瞬発的につくる練習になるので会話力が鍛えられます。初級〜上級まで発売しているので徐々にレベルアップしていけるのも良いですよね。
音声の声優さんがとっても情熱的に読み上げるのでそこがどうしても気になってしまうのですが、私も負けじと感情を込めて発するようにしていました(笑)
●中級・上級verはこちら↓
まとめ
今回は「語学テキストを何周もくり返した方が良い理由」とおすすめのテキストについてお話しました!
今は書店に魅力的なテキストがたくさんあるので、色々使ってみたくなりますが…
ひとつのテキストを丁寧に終えることが、その語学の実力をアップさせてくれる近道だなぁと学習4年目になってあらためて感じています。
「次のテキストに進もうかな?」と悩んでいる方がいれば、「もうこのテキストはばっちり!」と言えるかどうか、ぜひ考えてみてください◎
それではまた次の記事でお会いしましょう!